Date:2019.8

卒論では、瀬戸内海の大島にある八十八ヶ所で接待の研究していました。大学院に入ってからは、四国に場所を移して、八十八ヶ所の接待について研究しました。

山口 祐未子 さん (大手製造業)

奈良県出身。2018年3月に大学院修士課程を修了後、4月から大手製造業に就職し、7月に営業に配属される。大学院での研究や就職活動について聞きました。
大学院ではどんなことを勉強していましたか。
遍路宿からお遍路さんを見送る
私は、文化人類学を専攻したくて大阪大学を選んだので、入学前から、人類学を専攻することを決めていました。卒論では、瀬戸内海の大島にある八十八ヶ所で接待の研究していました。大学院に入ってからは、四国に場所を移して、八十八ヶ所の接待について研究しました。
修士論文のテーマは「歓待」で、「歓待」の事例として接待を選びました。私は、あまり人と話すのが得意ではないのですが、接待って「知らない人を迎えて、おもてなしして、いい関係になって、ハイ、さよなら」みたいな印象があって、それがすごく不思議だったので調べてみようと思いました。
阪大の人類学研究室はどんな雰囲気でしたか?
阪大の人類学教室は、本当にいろんな人がいて社会人になってからでは出会えないような人がいっぱいいました。社会人になると、自分の会社とか、お客さんとか、交友関係が狭まったように思いますが、研究室には、その後、いろんなところに就職していく友だちがいたり、あと、いろんな研究をしている先輩がいたりして、いろんな考え方とかにふれられました。
就職活動について教えてください。
就活を本格的に始めたのは、修士一年生の1月になってからです。就活で会社を選ぶ軸は2つ決めていて、ひとつはインフラ関係でした。そのなかでも、電力やガスというよりは、物流、陸運、海運の会社です。道路とか建設コンサルタントも受けていました。もうひとつは、長く同じところで働きたいなと思っていたので堅実そうな会社を選んでいました。
面接のときに、「なんで人類学をやっていてうちの会社なんですか」って聞かれますが、その時には、「大学院で学んでいることが直接、会社で役に立つことはないかなと思っていますが、ひとつのことに集中するっていうよりか、ひとつのことを知るのに周りのことにいろいろと目を向けていかなければならないっていうところがあって、そういうところが会社に合っているんじゃないのかな」と、答えていました。
大学院生として就活する強みはありますか?
自分から進んで研究をやっていたというバックグランドがあるので、学部卒で就活している人よりも賢そうにみられることがあったり、年上なので他の就活生から構えられたりすることはありました。就職してからは、大学院卒だからもっと頑張れるだろうとか、そういう学歴による差別はないです。ただ給料は学部生よりも少し上がるところが多いので、モチベーションに繋がる人もいると思います。