
Date:2015.4
いろいろなトピックや地域について幅広く学ぶこと。それと同時に自分の関心に沿って、深く1つの問題について追求できること。この2つの方向性が人類学の魅力です。
Liv Nyland Krause さん (博士課程)
デンマークやフランスで人類学を学んだあと、ボランティアなどを経て、現在大阪大学人類学研究室で、復興やイノベーションについて研究を深めています。人類学の魅力はなんですか?
震災で壊れた養殖場。がれきと泥を取り除く作業中
修士ではどんなことを研究しましたか?
ボランティアへいく途中(がれき化した村の家々) 宮城県沿岸沿いの村
大阪大学の人類学研究室に来てよかったことは?
魚介加工会社の中。中のがれきを取り除いている。 ランプだけが“壊されず”に残っていた。 イノベーションのシンボルのように見える。
また、幅広く学ぶだけではなく、修士論文や博士論文では、自分の関心をどんどん深めることができます。先生がテーマを決めるということはなく、自分の興味にそって自分でテーマを決めて追求できます。
人類学を目指す後輩へのメッセージ
いろいろな人やトピックスからインスピレーションを得ると同時に、自分の興味をどんどん深く追求したい人にはおすすめです。大学の研究室によっては、先生に与えられたテーマをやらなければならないこともあると思いますが、人類学は本当に自分がやりたいことができます。現在の状況:
Livさんは、スタートアップ企業のコミュニティを取り上げて、イノベーションの世界におけるエコロジカルな想像力(イノベーション・エコシステムなど)に焦点を当てた博士論文を執筆しました。
その後は、大阪大学の文理融合プロジェクトで特任研究員を務めています。
