藤井真一
ふじい しんいち

平和生成論、武力紛争、贈与交換、紛争解決

研究課題
生成される平和の人類学研究
研究関心
平和研究、メラネシア研究、社会生成論
対象地域
ソロモン諸島
研究内容
ソロモン諸島における「民族紛争」に着眼した人類学的平和研究。とりわけ真実和解委員会が紛争後社会の再構築に果たす役割と、贈与財の交換を伴う在来の紛争解決手法についての検討。ガダルカナル島北東部テテレ・タシンボコ地域の民族誌調査。
研究業績

2015 「戦争の周縁で―ガダルカナル島の『戦い』と民衆の平和」、『季刊民族学』153: 30-42。

2015 「『ペル・ウル(pelu ulu)』―紛争渦中で未来共生を実現する方法」、『未来共生学』2: 229-254。

2015  How Did Solomon Islanders Live with Conflict?: A Case Study of Daily Life in Northeastern Guadalcanal, Solomon Islands, People and Culture in Oceania 30: 21-40.

2015 「<書評>小田博志、関雄二編『平和の人類学』」『未来共生学』2: 318-321。

2014 「<書評>Morgan Brigg & Roland Bleiker(eds), Mediating across Difference: Oceanic and Asian Approaches to Conflict Resolution」『未来共生学』1: 376-378。

2014 「<論文>「平和の人類学」の射程―ソロモン諸島の「エスニック・テンション」を事例に暴力回避と紛争解決を考える」『年報人間科学』35: 107-126。

2013 「<海外文献紹介>Sinclair Dinnen(ed.), A Kind of Mending: Restorative Justice in the Pacific Islands」『仲裁とADR』8: 67-70。

2013 「現代の紛争をめぐる地域間比較研究に向けて―アフリカとオセアニアの事例から考える」『地域研究コンソーシアムニューズレター』14: 12。

2012 「ソロモン諸島真実和解委員会の『仕事』―紛争後社会の再構築における一断面」『日本オセアニア学会NEWSLETTER』104: 12-23。

2012 「<書評>春日直樹編『現実批判の人類学―新世代のエスノグラフィへ』」『コンフリクトの人文学』5: 216-223。

2012 「<研究ノート>なぜ非当事者である中央政府にコンペンセーションを要求するのか―ソロモン諸島における伝統的な紛争解決行為の考察」『コンフリクトの人文学』4: 155-175。

2009 「<書評>ヤン・ネーデルフェーン・ピーテルス『グローバル化か帝国か』」『コンフリクトの人文学』1: 304-311。

2009 「平和をめぐる「伝統」と「近代」の相克―ソロモン諸島における民族紛争の人類学的研究」、大阪大学大学院人間科学研究科提出修士論文。

口頭発表

2015 「ソロモン諸島ガダルカナル島における漆黒の器『ポポ(popo)』の利用をめぐって」、第20回生態人類学会研究大会、於秋田県仙北市、2015年3月27日。

2015 「コメント」、京都人類学研究会2月例会「宇宙人類学の挑戦―文化人類学における近代・ポスト近代の再検討」、於京都大学、2015年2月10日。

2014 「周縁の外側における紛争と平和―ソロモン諸島の「民族紛争」から見るグローバリゼーション」 第13回九州人類学研究会オータム・セミナー、於佐賀県三養基郡、2014年10月25日。

2014 「紛争の周縁、生成される平和―ソロモン諸島ガダルカナル島の日常性の考察」 筑波人類学研究会第15回定例会、於筑波大学、2014年6月7日。

2014 「紛争で破綻した社会関係はいかにして修復されるのか―ソロモン諸島の贈与儀礼にみられる媒介物に着目して」 大阪大学卓越した大学院拠点形成支援補助金「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」平成25年度大学院生調査研究助成(第二次)成果報告会、於大阪大学人間科学研究科、2014年5月31日。

2014 「紛争の渦中における生計活動と生存戦略―ソロモン諸島ガダルカナル島北東部の日常生活から」 日本文化人類学会第48回研究大会、幕張メッセ国際会議場、2014年5月17-18日。

2014 「「民族紛争」と人びとの対応―ソロモン諸島ガダルカナル島北東部の事例から」 日本オセアニア学会第31回研究大会、高知県高知市、2014年3月22日。

2013 「紛争後の社会を再構築する―ソロモン諸島における真実和解委員会の活動から」 日本文化人類学会第47回研究大会、慶應義塾大学、2013年6月8日。

2013 「After the Fact―ソロモン諸島の『民族紛争』を事後的に調査・再構成する歴史人類学の展望と課題」 第12回フィールドサイエンス・コロキアム「紛争状況における/のフィールドワーク―人類学・地域研究の視点から」、於東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2013年5月31日。

2013 「紛争を(やり)過ごす方法―ソロモン諸島ガダルカナル島北東部の人びとが経験した『エスニック・テンション』」 日本オセアニア学会関西地区例会、京都大学、2013年2月8日。

2012 「地域紛争への関わり方―ソロモン諸島の『民族紛争』をめぐって」、2012年度地域研究コンソーシアム(JCAS)次世代ワークショップ・プログラム「現代の紛争をめぐる地域間比較研究に向けて―アフリカとオセアニアの事例から考える」(代表:藤井真一) 国立民族学博物館、2012年12月9日。

2012 「現代の紛争をめぐる地域間比較研究に向けて―アフリカとオセアニアの事例から考える」 地域研究コンソーシアム(JCAS)2012年度年次集会、北海道大学、2012年11月3日。

2012 「紛争解決と/の人類学―ソロモン諸島の『民族紛争』から」 日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(S)「アフリカの潜在力を活用した紛争解決と共生の実現に関する総合的地域研究」(代表:太田至)、京都大学、2012年10月20日。

2011 「『エスニック・テンション』とは何であったのか―紛争後ソロモン諸島社会における民族間関係を理解するために」 民博共同研究「オセアニアにおける独立期以降の<紛争>に関する比較民族誌的研究」(代表:丹羽典生)、国立民族学博物館、2011年7月2日。

2011 「なぜ中央政府に対してコンペンセーションを要求するのか―ソロモン諸島における伝統的な紛争解決行為に注目して」 日本文化人類学会第45回研究大会、法政大学、2011年6月11日。

2009 「平和をめぐる「伝統」と「近代」の相克―ソロモン諸島における民族紛争の人類学的研究」 日本文化人類学会近畿地区研究懇談会、国立民族学博物館、2009年3月28日。

2009 「人類学における平和の研究」、民博共同研究「平和・紛争・暴力に関する人類学的研究の可能性」(代表:小田博志) 国立民族学博物館、2009年2月28日。

調査歴
2013 ソロモン諸島ガダルカナル島(11-2014年2月)
2012 ソロモン諸島ガダルカナル島(6-8月)
2011 ソロモン諸島ガダルカナル島(7-12月)
2010 ソロモン諸島ガダルカナル島(1-3月)
2009 ソロモン諸島ガダルカナル島(10-11月)
経歴
2013.1 大阪大学「コンフリクトの人文学」 リサーチ・アシスタント(-2013.3)
2012.4 大阪大学大学院人間科学研究科 リサーチ・アシスタント(-2012.12)
2011.4 大阪大学グローバルCOE「コンフリクトの人文学」 リサーチ・アシスタント(-2012.3)
2010.4 国立民族学博物館 共同研究員(-2012.3)
2010.4 大阪大学グローバルコラボレーションセンター ティーチング・アシスタント(-2010.8)
2009.4 大阪大学大学院人間科学研究科 ティーチング・アシスタント(-2010.2)
2009.4 大阪大学大学院人間科学研究科 博士後期課程進学
2007.4 大阪大学大学教育実践センター ティーチング・アシスタント(-2008.2)
2006.4 大阪大学大学院人間科学研究科 博士前期課程進学
2006.3 大阪大学人間科学部卒業
研究助成 / 他
2013 卓越した大学院拠点形成支援補助金「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」平成25年度大学院生調査研究助成(第2次)
2012 卓越した大学院拠点形成支援補助金「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」平成24年度大学院生自主企画セミナー等開催助成費
2012 大阪大学大学院人間科学研究科教育改革推進室2012年度大学院学生研究集会開催支援金(共同企画)
2012 地域研究コンソーシアム(JCAS)2012年度次世代ワークショップ・プログラム
2011 大阪大学グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」平成23年度大学院生調査研究助成(第1次)
2009 大阪大学グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」平成21年度大学院生調査研究助成(第1次)